宝満寺境内には、「天神さん」と親しまれてきた「天満宮」のお社があります。
およそ50年ほど前まで、毎年7月24日には、西方奥の人々によって盛大に「天神祭り」が催され、多くの参拝客でにぎわいました。筆者の子ども時代のことです。沿道に夜店が並び、祭り屋台が笛や太鼓とともに練り込んで、盆踊りも行われました。
私たちの世代にとって、遠い日の夏祭りの思い出となっていました。
最近地元の有志の人たちを中心に、これを復活しようという話がもちあがりました。まず手始めに「屋台」を復元してみようということになり、ついに今年7月24日「屋台」復元が成りました。その「屋台」の前に西方奥のみなさんが集まり、ささやかな祭りパーティも開かれました。
宝満寺本堂の床下に、数十年間分解し保管されていた「屋台」の素材は、いたんではいたものの、十分組み立てに堪え、写真のように立派に組み上がりました。



